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Technology/Development

確かな技術と開発力

Quality is Technology

時代とお客さまのニーズに応える製品をご提案

私たち、四国化工は多層フィルムメーカーです。設立当初より磨き続けた製膜技術や、原料への知識と独自設備の組みあわせによる開発力、設備・構造に配慮したクリーン環境、顧客現場に精通したアフターメンテ、特殊加工を得意とした製袋技術、様々な分野や用途への納入実績を生かした対応力を駆使して、お客さまのもとへフィルムをお届けしています。

医療分野や半導体用クリーンフィルムなど、お客さまから求められる性能や機能は千差万別で、それぞれのお客さまのニーズにお応えできる幅広い製品ラインナップを展開しています。さらには、汎用品では対応出来ないお客様の問題を、多層技術を生かしたカスタムメイドフィルムで解決いたします。こうした真摯なものづくりが支持され、国内外年間年間2万3千件以上(2022年時点)の豊富な納入実績を誇ります。四国化工製品は着実に世界に広がっています。

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長年の知見と経験を基にした研究・開発力と製造技術

様々な分野や、用途向けに開発・製品化を実現してきた習熟された製造技術。

私たちはこれまでに導電・帯電防止技術、目に見えないパーティクルやアウトガス、イオンコンタミを管理・制御するクリーン技術を駆使したフィルム素材の産業用包装資材をはじめ、強度や気体バリア性、シール性・機械適性などを追求した食品パッケージなど幅広い製品を開発してきました。それらの豊富な開発への取り組みを活かし、これからも新たな取り組みを進めています。

このようなお悩みにお応えすることができます。

  • 新しい原料素材をフィルム化したい

  • 医療分野や半導体分野などで使用するハイクリーンなフィルムを探している

  • クリーンルームに持ち込める帯電防止フィルムを探している

  • 機密保持契約を結び、共同開発を行いたい

  • 特殊な形状の袋やシートを探している

  • 輸送時のトラブルを防ぎたい(冷凍輸送時の穴あきなど)

  • 匂いが洩れないフィルムが欲しい

  • 無添加素材のフィルムが欲しい

確かな技術と開発力

製販技一体となり、前人未踏の領域を目指す

長年受け継いできた共押出多層技術をシーズとし、製膜技術に日々磨きをかけ、昨今の多様なニーズに対して新たな価値を持った商品をお届けできるよう日々奮闘しております。分野を問わない実績と、製販技が一体となった体制を武器に、幅広く緻密な開発体制を敷いております。

Our Advantage

部署にとらわれない、粘り強い研究・開発

製造・技術・営業が一体となり、部署にとらわれない活発な意見交換を行う体制を取り入れています。営業担当が、お客さまからの声を鮮度の高い状態で、製造・技術担当に共有することで、その先の各フェーズにおける、小型試験機や生産設備などを使用した、最適な開発につながるようにしています。開発段階においてもお客さまとの直接のレビューを設けることで、お客さまからの要望に漏れのない、粘り強い開発を行い、お客さまの要求を形にして実現を目指しています。また、原料である樹脂の選定や、設備選択、原反製膜、商品化加工、梱包に至るまで、全ての工程に対して、厳格な規定を設けることで、品質だけでなく、安心と安全も提供します。

主な研究・開発の業務

  • 商品開発

  • 既存製品の改良

  • 顧客対応

  • 機器管理

商品開発フロー

  1. 要求機能情報インプット
  2. 開発検討
  3. 開発申請
  4. 開発取組
  5. アウトプット
  6. 社内生産性確認
  7. 妥当性確認
  8. 製品化

新規材料の評価フロー

  1. 新規原料情報獲得
  2. 基礎研究的試作
  3. 設計開発の立案
  4. 開発
  5. 社内生産性確認
  6. 顧客提案・評価
  7. 製品化

独自の多層技術と、確かな製造技術

高品質を創り出すモノづくり精神

我々は独自の多層技術と、確かな製膜技術を用いてあくなき探求心と妥協なきクオリティを追及し、唯一無二のフィルムを創り続けます。

Our Advantage

共押出多層フィルム製造技術

共押出多層フィルムとは、熱可塑性樹脂を複数の押出機より同時に押し出し、ひとつのダイを通過させ、内外で溶融状態の樹脂を1工程で積層する複合成型加工技術により生産されたフィルムのことです。

  1. 共押出多層水冷インフレーション法

    水冷のインフレーション法は、冷却水を用いて一気に冷却固化させることで、樹脂の結晶化を抑制し、柔軟で透明性の高いフィルムとなり、強靭性に富み、内容物の視認が可能で、光沢のある製品となります。またチューブ状で押し出されるため、内面が外気に触れることなく製品化され、非常に衛生的でクリーンな仕様となっており、食品だけでなく、電子・医療分野にまで対応可能な高品質なフィルムが実現します。

  2. 共押出多層空冷インフレーション法

    空冷のインフレーション法は、空気を用いて徐々に冷却固化させることで、樹脂の結晶化を促進し、比較的低密度の樹脂設計でも強靭性に富み、表面の摩擦抵抗の少ないフィルムとなります。またチューブ状で押し出されるため、内面が外気に触れることなく製品化され、非常に衛生的でクリーンな仕様となっており、電子・自動車・医療分野に対応可能な高品質なフィルムを実現することが出来ます。当社ではフィルム幅50mm~1500mm程度のチューブ状原反を成膜することが可能であり、大小問わず、多彩なサイズで袋やシートが製造可能です。

  3. Tダイ法

    上記インフレーション法はチューブ状で樹脂が押し出されるのに対して、Tダイ法はシート状で押し出されます。チューブ状よりも金型設計がシンプルで、厚みの制御に優れるといった利点があります。シート状ゆえに、内面の異物管理などは生産環境で担保する必要があります。

  4. コルゲート状プラスチック段ボール

    四国化工の礎となる他社にない、独自のプラスチック段ボール。本来の紙製の段ボール同様、波状の中しんと平板状のライナーを重ね、いわゆるプラスチック製の段ボールを再現したものとなります。紙の弱点である吸湿による著しい強度低下もなく、ワンウェイで終わらない耐久性・コスト性を持った商品となります。金属ロールの緩衝材や、苗木の保護材など、分野問わず広く多用途で使われています。

Our Advantage

様々なご要望にお応えできる製袋技術

四国化工では、最大1500mmの広幅3層インフレーションフィルムが製造が可能です。また、様々な特殊加工にも対応しており、ボトムシール・三方袋、三角袋、ガゼット加工、特殊形状や特殊シールなど、長年の豊富な知見を活かして様々なご要望にお応えします。

  • ボトムシール袋

  • 三方袋

  • 三角袋/ホイップ袋

  • 穴あけ袋

  • エア抜きシール袋

  • ガゼット袋

  • ラベルシール袋

  • サイドシール袋

  • チューブ/シート原反

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医療、電子、食品業界の要求に対応可能な高クリーン環境を構築

高品質を実現する独自の高クリーン環境

四国化工では様々な分野にあわせたクリーン環境を整えており、電子、工業、医療、食品など、求められるクリーン度にあわせたモノづくりを行っております。四国化工の提供する高品質なフィルム製品の礎として、日々維持管理を行っています。

Our Advantage

最大でISO Class 5相当の清浄度をコントロール

分野別に応じて、ゾーンごとに清浄度をフレキシブルにコントロールすることで、最大でISO Class 5相当までの清浄度を実現しています。要求されるクリーン度に応じた基準値を遵守し、フィルムの製造環境を維持できるように、定期的な監視を行っています。

清浄度維持管理の取り組み(一例)

  • クリーンブースでの衛生管理

  • 私物持込厳禁

  • 二次更衣

  • 手洗い

  • ロールがけ

  • エアシャワー

  • クリーン手袋着用

  • メイク原則禁止

  • 清浄度測定

  • HEPAフィルター管理

  • 陽圧管理

  • 防虫管理

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クリーンフィルムの基盤を担う、設備面からのアプローチ

モノづくりの根幹を担う製造設備を、守り抜き、磨き抜き、進化させる

高品質なフィルム製造には、樹脂の品質・製造環境の管理・作業者の技術に加え、生産設備の安定性も欠かせません。四国化工では生産性の追求と安全性の確保の両立のために、日々手を緩めず取り組んでいます。社内独自のノウハウを生かし、樹脂加工メーカーならではの設備改良を繰り返しチャレンジし続けるとともに、金型の分解清掃を自分たちで行うことで、より細やかなメンテナンスや、予知保全を可能としています。事後の対応にならぬよう、積極的な設備への介入を組織的に行うことで、安定したモノづくりを可能としています。

Our Advantage

品質の高い生産のために製造が終わるごとに美しく磨き上げる

生産に使用した設備は、1度の製造が終わるごとに美しく磨き上げて次回の生産でも、また品質の高い生産が出来るようにしています。分解清掃目することにより、目に見えるゲルやフィッシュアイと呼ばれる樹脂加工特有の異物だけではなく、目に見えない異物の低減にもつながっています。自社での高頻度の清掃を行っているところは少数であり、私たちの強みでもあると確信しています。