お問い合わせ

 

APTON®

ポリエチレン樹脂をコルゲート(波形)形状に成形した耐水性・耐油性・耐寒性に優れた片面プラスチックダンボール(プラダン)

  • 緩衝性

Overview

ポリエチレン素材のプラ段製品で、日本国内唯一の製品です。耐油性・耐水性、緩衝性及び弾力性に優れています。これらの特性を活かし、印版の保護や輸出梱包材料に使用され、最近では育苗用途に利用拡大されています。

  • 包装物の形状を問わないシート状梱包材

  • 波形状ならではのユニークな活用

Features

  1. Self-adhesive design

    包装物の形状を問わず使用しやすいシート状梱包材

    ポリエチレン製なので、柔らかく緩衝性に優れます。特に片面段ボール形状なので、円筒形の梱包仕様に最適です。

  2. Prevents scratches

    「波形状」がもたらしたユニークな活用

    波形状の凹凸を生かし、山林苗の根巻き防止用途や線材のトレイ代替に利用事例があります。

Application

  1. Mスターコンテナが日本の林業をお手伝い

    日本の植林は「はだか苗」(露地で育てて掘出した苗)が主流。このため広い土地が必要だったり、職人技だったり、植林する季節を選んだり、掘ったとき根が傷んで植林後の成長が悪くなったりします。「ポット苗」(ホームセンターで見かけるやわらかい鉢の苗)というのもありますが、根が巻く(ルーピング現象)ので植林した後の育ちがいまいち。そこで開発されたのが「コンテナ苗」。容器の内面に溝があり、根が溝に沿って真っすぐに伸びるのでルーピング現象を防ぐことができます。コンテナ苗の中でも弊社のアプトンを利用して宮崎県林業技術センターさんが開発したMスターコンテナは育てる苗の大きさや深さによってコンテナのサイズを調整できるのでとても便利です。MスターコンテナはMulti-Stage Adjustable Rolled Containerの略。和訳すると「多段階調節型筒状容器」。詳細は、宮崎県林業技術センターさんと一緒に実証実験を積み重ねられた(株)林田樹苗農園のウェブサイトで紹介されています。

    (株)林田樹苗農園 https://www.hayashida-tsf.jp/container

  2. Mスターコンテナで半乾燥地を緑化、発展途上国を応援

    半乾燥地で木が育つためには地面の深い水脈に根をはり水を吸う必要があります。Mスターコンテナは長い根の苗が簡単に作れます。このコンテナを使い、地面をボーリングして植林すれば水脈付近まで根を近づけることができ、水やり作業が低減された上で、木が育ちやすくなります。半乾燥地を緑化することで、砂漠化を防ぎ、住民の定住が可能になります。またこの緑化木を、まきや炭、家具や食器を作る木工材として使用することで住民の暮らしの質の向上につながります。このコンテナ長根苗を使った緑化推進は公益財団法人 国際緑化推進センターさんが現地(ミャンマー、ケニア、ボツワナ)で指導されています。

その他の利用シーン

  • まもる君
    • グラビア印版の保護
  • Mスターコンテナ
    • 育苗
  • その他
    • 電線ボビンの保護
    • 輸出梱包

Spec

主な用途
封筒緩衝材 /
重量物外装材料 /
食品用内装材 /
電子部品用包装材 /
育苗コンテナ
素材
ポリエチレン
坪量(g/㎡)
200 〜 1,000
長さ(mm)
エンドレス(標準:50m巻き)
最大幅(mm)

坪量 1000g/㎡のみ、最大幅1,000mm

種類
Aフルート
Cフルート
厚味(mm)
4〜5
3~4
フルート(数/30cm)
32〜36
44〜48
形状
Aフルート
厚味(mm)
4〜5
フルート(数/30cm)
32〜36
形状
Cフルート
厚味(mm)
3~4
フルート(数/30cm)
44〜48
形状

Process

2台の単層Tダイをタンデムに配置させ、押出機AとBでそれぞれフラットなフィルムを押出し、押出機Bのフィルムを波型の形状に成型し、押出機Aのフィルムに融着させることで、片面ダンボールを作ります。

Line up

  • 保護や緩衝材に最適 まもる君

    片面ダンボール形状により、円筒形状品の保護用途に優れています。ポリエチレン製なので耐油性・耐寒性に優れ、リターナブルな使用が可能で、省資源化に貢献します。

  • 最先端の育苗材料 Mスターコンテナ

    森林資源の持続、低炭素社会の実現が必要とされ、効率的な林業体系が模索されています。その中の「育苗」カテゴリーでアプトンが利用されています。