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Co Extrusion Films

共押出多層フィルムとは

共押出多層フィルムとは

内面のクリーン性と耐ピンホール性に優れる共押出多層フィルム

共押出多層フィルムとは、異なる性質の樹脂を溶かして金型内で重ね合わせて1枚のフィルムに成形したものです。樹脂の種類や構成比率を設計することで、ヒートシール性、柔軟性、耐熱性、耐寒性、耐ピンホール性やガスバリア性など、お客様の要求性能に応じて様々な機能を1枚のフィルムに付与することが可能です。

共押出多層フィルムの特長

共押出多層フィルムで製造するメリット

共押出インフレーション成型の場合、内面が外気に触れないため、アセプティックで衛生的なフィルムが得られます。このため医療分野や食品分野で多くの支持を得ています。

  • 透明

    透明

  • 防湿

    防湿

  • 防水性

    防水性

  • 耐薬品性

    耐薬品性

  • 耐油性

    耐油性

  • 耐寒性

    耐寒性

  • 酸素バリア

    酸素バリア

  • 保香

    保香

  • 防臭

    防臭

しなやかでピンホールに強いフィルム

袋の折れ目とダンボールなどが接触して起こる「摩擦ピンホール」が発生すると、脱気不良や液漏れを引き起こし、内容物や周辺を汚染します。共押出多層フィルムは無延伸でしなやかなフィルムなので、折れ目が発生しにくく、「摩擦ピンホール」が少ないのが特長です。

しなやかでピンホールに強いフィルム しなやかでピンホールに強いフィルム しなやかでピンホールに強いフィルム

フレキシブルな設計で様々な機能に応えるフィルム

共押出多層フィルムは、様々な機能を用途に合わせて実現できることが魅力です。ラミネートは決まった厚みのフィルムを貼り合わせるため、特定の層の比率を変えるのは困難ですが、共押出製法はピンポイントで比率変更可能です。食品分野のパッケージであれば、「安全性」や「ガスバリア性」、医療分野であれば「安全性」に加えて「耐熱性」や「強度」、電子部品分野であれば「帯電防止性能」と「クリーン性」など、各分野に必要とされる機能を、自由に設計、実現できることがお客様から支持され続ける強みです。

フレキシブルな設計で様々な機能に応えるフィルム フレキシブルな設計で様々な機能に応えるフィルム フレキシブルな設計で様々な機能に応えるフィルム

最小限の工数で生産する環境への影響も少ない多層フィルム

ラミネート多層フィルムは、押出成形で原料から基材(単層フィルム)を製造し、ラミネート工場で接着剤で貼り合わせてつくられます。共押出は基材を作らず、原料からワンステップで多層フィルムを作るため環境にやさしい製法で作られます。また接着剤に含まれる有機溶剤(残留溶剤)がフィルムに残りません。

最小限の工数で生産する環境への影響も少ない多層フィルム 最小限の工数で生産する環境への影響も少ない多層フィルム 最小限の工数で生産する環境への影響も少ない多層フィルム

共押出多層フィルムとラミネート多層フィルムの比較

表を左右にスワイプできます

共押出多層フィルム

押出機で複数の原材料から多層フィルムを成形するためラミネート多層フィルムと比べて工程が少ない

ラミネート多層フィルム

ラミネート多層フィルムの工程
成形方法
原料ペレットを溶解し、金型内で重ね合わせワンステップで作る。
2枚以上のフィルム(基材)を接着剤で貼り合わせて作る。
特長
無延伸フィルムなので柔らかくしなやかで耐ピンホール性に優れる。
カラー写真印刷が可能。
メリット
樹脂の選定や層の比率をフレキシブルに変えられる。
アルミ箔などの金属や紙などを積層するも可能。

共押出多層フィルムのデメリット

  • 一度に複数の樹脂を重ねて押し出すため、金型の設計が複雑。
  • 厚みや層比率の調整に高度な成形技術が必要とされる。
  • フィルムの印刷に制限がある。カラー写真印刷が難しい。また製法上「表印刷」になる(フィルムの上に印刷される)。

共押出多層フィルムの製法

共押出多層フィルムは押出成形フィルムのひとつで、2種類以上のプラスチックを溶解し、金型内で合流させてつくる多層フィルムです。
押出成形は、溶かしたプラスチック原料を連続的に定量的に金型に入れて押出すことで同じ断面の成型品をつくる成型方法です。原料を溶かす→金型から押出す→冷やして固める、の3つのステップで構成されます。「共押出」は2種類以上のプラスチックの1つの金型に入れて多層フィルムをつくりますので、押出機(プラスチックを溶かす機械)を2台以上使います。

共押出多層フィルムの製法

3タイプの共押出多層フィルム製法

  1. 水冷インフレーション法

    押出したチューブを水で急冷する製法です。急冷すると透明なフィルムが得られます。またチューブ内面はお客様がお使いになるまで外気に触れることがないため極めて衛生的です。主に食品や医療用容器包装に使用されています。

    水冷インフレーション法の全体図
    水冷インフレーション法の様子
  2. 空冷インフレーション法

    押出したチューブを空気で冷やす製法です。ディスプレイや半導体、電子部品などクリーン性が求められる用途で使用されています。

    空冷インフレーション法の全体図
    空冷インフレーション法の様子
  3. Tダイ法

    押出したフィルムを冷却ロールで冷やす製法です。シート状フィルムが得られます。食品や医療用容器包装に使用されています。

    Tダイ法の全体図
    Tダイ法の様子

製品ラインナップ

Food

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Medical