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2024.09.11
- 共押出多層フィルム製造現場
Vol.09 共押出多層フィルム製造設備:ダイス(後編)(ゆっくり解説動画有)
密着24時!共押出多層フィルム製造現場
さて、第9回目、生まれも育ちも香川県東かがわ市の優しい現場リーダーが20年の経験を基に指導してくれます。今回は四国化工の共押出多層フィルムの要となっている設備に目を向けて、新入社員と共に学んでいきましょう。
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2024.08.19
- 未来へのバトン
Vol.07 フードロス削減への挑戦 (ゆっくり解説動画有)
未来へのバトン
■フードロス削減への挑戦:プラスチックフィルムメーカーの使命
現代社会において、フードロスは深刻な問題となっています。国連環境計画(UNEP)の最新の報告書(国際連合広報センター様/2024年4月23日の記事)によれば、消費者が入手できる食料全体のおよそ5分の1が最終的に廃棄されているといいます。
一方で、環境省によると日本での食品ロスについて、2022年度の食品ロス発生量の推計値を公表し、食べられるのに捨てられるロスの発生量は前年度比約9.8%減の約472万tとなり、2000年度比で2030年度までに半減させる目標である489万tを下回ったと報道しています。(環境省報道発表資料/2024年6月21日)
とはいえ、まだまだ食品ロスは発生しており、この状況は地球の資源を浪費し、温室効果ガスの排出を増加させる一因となっています。持続可能な社会の実現を目指すために、私たちはこの問題に真剣に取り組む必要があります。そこで、私たちプラスチックフィルムメーカーは、食品の品質保持を通じてフードロス削減に貢献するための取り組みを進めています。
参照:国際連合広報センター
■SDGsとフードロス削減
持続可能な開発目標(SDGs)は、貧困の撲滅や地球環境の保護など、国際社会が共有する17の目標から成り立っています。その中でも、「目標12:つくる責任、つかう責任」は、フードロスの削減に直接関連しています。具体的には、2030年までに小売・消費レベルにおける世界全体の一人当たりの食料の廃棄を半減させ、収穫後損失などの生産・サプライチェーンにおける食品ロスを減少させることを目指しています。四国化工のフィルム製品は、この目標の達成に向けた重要なツールとなるのです。
■四国化工でのフードロス削減に向けての取り組み
1.バリア性フィルムでフードロス削減!
食品の品質保持のためには酸素を遮断する必要があります。四国化工のCANSフィルム【バリア7】は、酸素の侵入をブロックすることで食品の鮮度を長期間にわたり保つことができます。これにより、消費者の手元に届くまでの間に食品が劣化するリスクを減少させ、フードロスを防ぎます。
酸素透過度は、包装材にとって最も重要な特性の一つです。
食品の入った包装材に酸素が侵入すると、食品の劣化、変色、カビの発生などを促進させる原因になります。バリア7は、高い酸素バリア性を持つEVOH樹脂を使用しているため食品の長期保存が可能でフードロス削減に貢献します。2.耐冷凍フィルムでフードロス削減!
冷凍保存は、食品の品質を長期間保つための効果的な方法の一つです。しかし、冷凍による品質劣化を防ぐためには、適切な包装が必要です。四国化工のCANSフィルム【CS-H】は、低温環境でも一定のバリア性を維持し、食品の風味や栄養素を保護します。四国化工の共押出多層フィルムの特徴である〔しなやかさ]がピンホールの発生を抑制するとともに、最外層にポリブチレンテレフタレート(PBT)樹脂を採用することで強度のあるナイロン樹脂を保護し耐寒ピンホール性を向上させています。これにより、冷凍食品の品質を長期間維持することが可能となり、また、冷凍流通にも適していることから、消費者が安心して食品を利用できるようになります。
冷凍食品は-18℃以下での保存流通が要件として定められています。耐寒性がなければ脆化、破れ、ピンホール等の原因となります。CS-Hは耐寒性に優れており-40℃の環境下でも使用可能です。
3.高強度フィルムでフードロス削減!
四国化工のCANSフィルム【VB】は骨や殻をもつ食品や冷凍食品など、鋭利な突起がある食品用に開発されたフィルムです。 厚みが同じ通常の真空包装フィルムに比べて2倍以上の突き刺し強度があります。 ピンホール発生による食品ロスを低減することでコストカットに貢献します。
突き刺し強度は、フィルムの物性値の一つで、先端が直径1mmの球形状の針を移動速度50mm/分で突き刺した時のフィルム強度を示す値です。単位はNで、数値が大きいほど突き刺し強度が強いことを表します。
■四国化工が目指すもの
私たち四国化工は、フードロス削減に向けた具体的な行動を続けています。先進的なフィルム技術を駆使し、食品の品質保持や包装時の不具合解消に寄与する製品を提供することで、社会に貢献しています。また、持続可能な社会の実現に向けた企業の責任として、環境に配慮した製品の開発にも力を入れています。
フードロス問題の解決には、多くのステークホルダーが協力し合うことが不可欠です。私たちプラスチックフィルムメーカーは、技術革新を通じて食品の品質を保持し、フードロス削減に貢献することを誇りに思っています。今後も、お客様のニーズに応える製品を提供し続けるとともに、サステナブルな社会の実現に向けて積極的に取り組んでまいります。フードロス削減への四国化工の挑戦は、これからも続いていきます。
地球にやさしいミニコラム
限りある水資源を大切に・・・
異常気象が続く中、台風の勢力も年々増していますね。
ここで一つ、サステナビリティなご提案!
雨水タンクを購入し、節水と災害対策に繋げませんか。
雨水タンクは雨水を貯めることができ、家庭菜園の水やり、打ち水、洗車など水掃除、災害時にはトイレや洗濯など生活用水として利用できます。
SDGs目標6では「安全な水とトイレをすべての人に」と掲げられていますが、世の中には水道がない生活をしている人がたくさんいます。
これを機に、水の大切さを一緒に考えてみませんか? -
2024.07.11
- 実践!フィルム編
Vol.01 プラスチック袋のピンホールの原因と対策 (ゆっくり解説動画有)
右脳で考える「高分子化学」実践!フィルム編
これまで高分子そのものの性質や製法についての様々なエピソードを紹介してきましたが、今回は少しスピンオフして、実際身の回りで使われているプラスチックフィルムについて科学的にアプローチするエピソードです。まずはプラスチック袋のピンホールの原因と対策を解説します。ピンホールとは容器に開いた目に見えるか見えないか程度の小さな穴や欠陥を指します。ピンホールの発生原因とメカニズム、対策について大枠を高分子化学のゼミ学生とともに理解しましょう。
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2024.06.19
- 右脳で考える高分子化学
Vol.09 高分子の分子量(後編)-分子量の測定-(ゆっくり解説動画有)
右脳で考える「高分子化学」
高分子の性質は分子量と密接に関係しているため、高分子の分子量の測定は極めて重要です。合成高分子はいろいろな分子量(長さ)の分子の集合体です。どうやって分子量を測定するのでしょうか?大枠を高分子化学のゼミ学生とともに理解しましょう。
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2024.06.10
- 共押出多層フィルム製造現場
Vol.08 共押出多層フィルム製造設備:ダイス編(前編)(ゆっくり解説動画有)
密着24時!共押出多層フィルム製造現場
さて、第8回目、生まれも育ちも香川県東かがわ市の優しい現場リーダーが20年の経験を基に指導してくれます。今回は四国化工の共押出多層フィルムの要となっている設備に目を向けて、新入社員と共に学んでいきましょう。
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2024.05.10
- 未来へのバトン
Vol.06 使わない、混入させない環境負荷化学物質(後編)(ゆっくり解説動画有)
未来へのバトン
前編では、環境負荷化学物質についてお伝えいたしました。現代社会において、環境保護とサステナブルな発展は不可分の関係となっており、環境負荷化学物質の管理は、企業が環境保全とサステナビリティ経営を実践する上で欠かせない要素です。後編では、四国化工での環境負荷化学物質管理と未来への展望についてお伝えいたします。
◆環境負荷化学物質の説明
前編のおさらいですが、環境負荷化学物質とは、製造工程から排出される化学物質の中で、環境への悪影響を引き起こす可能性があるものを指します。これら物質は大気、水、土壌などの自然環境に影響を与え、生態系や人間の健康に悪影響を及ぼす恐れがあります。
◆環境負荷化学物質管理の目的
環境負荷化学物質の管理には、いくつかの重要な目的があります。まず第一に、法令順守が挙げられます。企業は地域の規制に従い、環境への影響を最小限に抑えるための措置を講じる必要があります。次に、顧客の要求事項への適応も重要です。近年、顧客は環境負荷化学物質を排除した製品を求める傾向が強まっています。そして最後にそれら活動の結果として環境保全の実現があり、企業として地球環境を守る責任があり、サステナブルな未来のために継続的に努力することが今、そしてこれからも求められます。
◆四国化工での環境負荷化学物質管理
四国化工での管理のポイントとして、大きく分けて3つあり、それぞれについてご紹介してまいります。
1.サプライヤー様とのパートナーシップ
2.内部監査の実施
3.全員参加
1.サプライヤー様とのパートナーシップ
環境負荷化学物質管理において最新の法規制を常に把握し、企業活動を合法的かつ環境に配慮したものに保つことが重要です。四国化工では自社基準として、chemSHERPAを採用し、資材メーカー様への調査を行い、お取引様への回答に役立てています。さらに、社内ではQC工程図に沿った製造管理を行い、異種異物混入管理に努めることで、品質の確保と環境への配慮を両立させています。
2.内部監査の実施
基準への適合性確認として、内部監査を実施しています。これは、四国化工が環境負荷化学物質に関する規制や方針に従っていることを確認するための重要な手段であり、製造プロセスや施設での環境負荷化学物質の管理が適切に行われているかどうかを内部監査を通じて社内評価し、必要に応じて改善策を提案し、よりよい体制づくりを目指しています。 3.全員参加
全員参加でなければ、安全安心な仕組みづくりは不可能という考えのもと、四国化工では社内教育として環境負荷化学物質に関する教育を取り入れています。このような従業員教育は、環境負荷化学物質に関する正しい知識と理解を従業員に普及させるための重要な取り組みといえます。従業員は製品やプロセスに関わるさまざまな段階で環境負荷化学物質の影響を及ぼす可能性がありますので、適切な教育を受けることが必要です。教育プログラムは、環境負荷化学物質の取り扱い方法や安全対策についての情報提供だけでなく、サステナビリティ活動の重要性や四国化工でのサステナビリティに関する方針についても従業員に伝えています。 誰か一人でも決められたルールを逸脱すると環境事故につながるリスクとなります。SDGsの考え方として「誰一人取り残さない」というものがありますが、化学物質管理では「誰一人ルールを逸脱させない」という考え方がその根底にはあると四国化工では考えています。
◆未来への展望
環境負荷化学物質の管理は、企業が環境保全とサステナビリティ経営を実践する上で欠かせない要素です。四国化工の目指す環境負荷化学物質管理として、様々な法規制への迅速な対応と予防処置力の強化が求められます。昨今では環境保全のための法規制が厳しくなる中、対象となる化学物質も増加しています。最新の法規制動向を把握する体制の構築によりお客様からの要求事項に迅速に対応し、ご安心いただけると考えておりますので、そのためにはステークホルダーとのパートナーシップの実現が不可欠であります。私たち四国化工は、サステナブルな未来を築くためのバトンをつなげられるよう社内管理体制の整備と強化に今後とも取り組んでまいります。
地球にやさしいミニコラム
サステナブルな健康づくり♪
この時期は寒暖の差が激しく、体調管理が重要ですね。
ここで一つ、サステナビリティなご提案!
寒暖差や夏の暑さを乗り切るために、健康づくりをしませんか。 ウォーキング、なわとび、アスレチック、山登り...等いろいろありますが、中でもおススメはトランポリンです。体力に自信がない方でも気軽にそして楽しく挑戦できそうです。
SDGsの目標3の「すべての人に健康と福祉を」に通じる活動として、まずは自分の健康を考えることがサステナビリティへの第一歩といえるのではないでしょうか。 -
2024.04.16
- 共押出多層フィルム製造現場
Vol.07 共押出多層フィルム製造設備:押出機編 (ゆっくり解説動画有)
密着24時!共押出多層フィルム製造現場
さて、第7回目、生まれも育ちも香川県東かがわ市の優しい現場リーダーが20年の経験を基に指導してくれます。今回は四国化工の共押出多層フィルムを作っている設備に目を向けて、新入社員と共に学んでいきましょう。
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2024.04.08
- 未来へのバトン
Vol.05 使わない、混入させない環境負荷化学物質(前編)(ゆっくり解説動画有)
未来へのバトン
皆さんは化学物質と聞いて何を想像しますか?
実は、私たちの身の回りのほとんどが化学物質でてきています。
洗剤・歯磨き粉、服、医薬品、...そして四国化工が製造しているプラスチックフィルムも
みな何かしらの化学物質です。このように私たちの生活を便利にし、生きるために欠かせないものとなっている化学物質ですが、中には正しい管理をしなければ人体や自然環境に悪影響を及ぼす「環境負荷化学物質」も存在します。
1.環境負荷化学物質による事故
1956年に初めて報告された「水俣病」は、この「環境負荷化学物質」による事故の事例の一つです。水銀化合物が化学工場から水俣湾に排出され、魚介類などの生物に蓄積し、それを食べた人々に手足の痺れ、歩行が困難になる、視野が狭まるなど様々な神経障害が現れました。 同様に「イタイイタイ病」。カドミウムを含んだ水や食物を摂取することで腎臓障害や骨粗鬆症を引き起こし、地域の人々は激しい痛みに苦しみました。
このような悲しい事故が繰り返されぬよう、企業が化学物質の管理を万全にすることが、サステナブルな社会を築くために何よりも重要と考えています。近年、化学物質に関する法規制が増加していますが、すべては私たちの健康や環境を守るために必要な規制なのです。
2.四国化工の化学物質の管理
四国化工ではお客様に安心・安全な製品を提供するため「chemSHERPA」を自社基準としています。
「chemSHERPA」はアーティクルマネジメント推進協議会【JAMP】が管理している情報伝達ツールのことで、【JAMP】が管理する共通の対象物質に対する含有情報を原料メーカー・製造者・販売者の一連の中で共有することができ、効率的に化学物質管理を行うことができます。 さらに、chemSHERPA(規制情報)が更新され次第、四国化工は原料メーカーに対して一斉調査を行い
製品の原料が常に最新の規制を遵守するよう徹底しています。
(※より詳しい内容については、公式ホームページにて確認頂けます。)3.まとめ
私たち四国化工はモノづくりの一企業として、責任ある材料を使うこと。そして、責任ある製品をお客様へお届けすること。私たちは環境と安全を第一について考え、責任あるモノづくりを実践し、お客様へお届けしています。
また、2015年に掲げられたSDGsの目標「12. つくる責任 つかう責任」では、"生産者も消費者も、地球の環境と人々の健康を守れるよう、責任ある行動をとろう" とあり、これは四国化工の活動の根幹とも言えます。 次回は、そんな四国化工の化学物質管理の体制について、具体的な中身も見ていきましょう。
地球にやさしいミニコラム
~ごみが少ないお花見🌸~ 春が訪れ少しずつ暖かくなってきましたね。
天気の良い日には桜の下でお花見をするのもいいでしょう。
お花見は美味しいものを食べたり飲んだりと楽しいイベントである反面、たくさんのごみの排出が付き物です。ここで一つ、サステナビリティなご提案!
年に1度か2度のイベントをノープラデイ(ノープラスチックデイ)と称し、購入したものを持ち寄るのではなく、手作り弁当で普段とは少し違ったお花見を味わってみてはどうでしょうか。
ごみの抑制はもちろんのこと、自分好みの食事もでき一石二鳥で楽しめるでしょう♪ -
2024.03.18
- 右脳で考える高分子化学
Vol.08 高分子の分子量(前編)-平均分子量- (ゆっくり解説動画有)
右脳で考える「高分子化学」
分子量は分子を構成している原子の原子量を足し算したもので、分子の質量です。原子量は炭素12=12とした時の原子の質量で、おおよそ炭素Cは12、水素Hは1、酸素Oは16です。したがって低分子は簡単にかけ算や足し算で分子量を求められます。しかし高分子はモノマーがたくさんつながったもので、長さにもバラつきがあります。分子量をどう取扱えばいいのでしょうか。大枠を高分子化学のゼミ学生とともに理解しましょう。
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2024.03.11
- 共押出多層フィルム製造現場
Vol.06 共押出の基礎 食品包装フィルム CANS (ゆっくり解説動画有)
密着24時!共押出多層フィルム製造現場
さて、第6回目、生まれも育ちも香川県東かがわ市の優しい現場リーダーが20年の経験を基に指導してくれます。今回は四国化工の主力商品である食品包装フィルムのCANSの基本構成やそれぞれの特徴について開発された順に、配属された新入社員と共に学んでいきましょう。
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2024.03.01
- 未来へのバトン
Vol.04 はじまりはAPTON (ゆっくり解説動画有)
未来へのバトン
私たち四国化工が製造しているプラスチックフィルム。
世の中が便利になり、私たちの生活が豊かになるにつれて地球環境は悪化していく、そんな自分さえよければというようなことがあってはならないという想いで今、世界規模でサステナブルな活動が行われています。
その中の一つに脱プラスチックというものがありますが、まるでプラスチックはサステナブルな社会から仲間外れにあっているように感じます。そんな時、思い返す魔法の言葉があります。それは・・・。
「無限の広がり」と「可能性」
「無限の広がり」は四国化工製品の原点ともいえる「APTON」の合言葉です。
使い方はご使用者様次第でいろいろな用途に展開できるということからこの言葉が生まれました。今回は、そんなAPTONについてご紹介いたします。
1.APTONの特徴
・ポリエチレン単一素材であり、環境負荷化学物質を含まず、廃棄時にも扱いやすく、再生も容易で、環境に優しい商品です。・優れた緩衝性を持っており、加工も容易に出来ます。
・耐寒性・耐薬品性に優れています。
下記は片面段ボール模式図となります。コルゲート形状(波状)のユニークな形状と性質を利用して、様々な用途でご使用いただいております。
2.APTONでReuse!
APTONはプラスチック段ボールと言われており、紙紛コンタミが無く、工場内の環境改善効果がございます。
さらにAPTONはReuseできるため、ランニングコストの低減、廃棄物の削減、などのメリットがあります。ご使用事例
・グラビア印刷の業界において、印刷版の保護用カバーとしてご使用いただいています。
・鉄鋼業界において、輸出鋼管や塗装パイプの保護材として作業性や緩衝性の良さから採用されています。
・電線ドラムのカバーとしてご使用いただいています。
・ボイド管とコンクリートとの剥離材としてご使用いただいています。
※ここ最近の事例ですが、壁などに電線や水道管などを通すために躯体を貫通する穴(スリーブ)を空ける時に使用する筒状のもので紙製が一般的と言われています。APTONはその材質からコンクリートからはがしやすく、また、再利用出来るということもご評価いただきました。その他、APTONのコルゲート形状(波状)を活かして、風力発電のブレード(羽根)製造時の資材(積層樹脂を流す際にコルゲート状が適していたため)や鍵製造時の塗料塗布後の製品を置く資材として(余分な塗料をコルゲートの谷間に落下させる)としての納入実績がございます。以上のように、製品の保護だけでなく作業性や作業環境改善にてご使用者の皆様のお役に立てることが出来ています。 3.APTONでRecycle!
APTONは単一素材のためリサイクルが容易となり、弊社所有の再生機にてリサイクル商材として生まれ変わっています。4.APTONで緑化推進!
杉等の苗の育成をお手伝いすべく、四国化工のAPTONを利用して宮崎県林業技術センター様が開発されたMスターコンテナは育てる苗の大きさや深さによってコンテナのサイズを調整できるため、育苗に適しています。
このことにより、APTONは国内の林業推進に、ひいては緑化推進に一役を買っています。Mスターコンテナの特徴
容器の内面に溝があり、根が溝に沿って真っすぐに伸びるのでルーピング現象を防ぐことができます。
コンテナ苗の中でも弊社のAPTONを利用して宮崎県林業技術センター様が開発されたMスターコンテナは育てる苗の大きさや深さによってコンテナのサイズを調整できるのでとても便利です。
MスターコンテナはMulti-Stage Adjustable Rolled Containerの略で、和訳すると「多段階調節型筒状容器」となります。詳細は、宮崎県林業技術センター様と一緒に実証実験を積み重ねられ育苗技術を確立された株式会社林田樹苗農園様のウェブサイトで紹介されています。
株式会社林田樹苗農園様ウエブサイトアドレス ⇒ https://www.hayashida-tsf.jp/container
また、 APTONから作られるMスターコンテナは途上国での植林活動にもお役に立ち始めています。世界には植林してもなかなか木が育たない半乾燥地がアフリカを中心に広がっています。元々、半乾燥地の樹種は土壌深部の水脈を求めて直根を深く伸ばす性質を持つため、植栽直後の枯死を防ぐためには、植栽時になるべく深い位置に苗の根を配置してあげることが大切になります。この考えを基に、国際緑化推進センター様にて予め40~60㎝の深い容器で育てた長い根をもつ苗(長根苗)を考案され、それを育てるための育苗容器としてMスターコンテナをご利用いただいています。Mスターコンテナは、 APTONを自由に裁断することで、10~60㎝といった様々な深さの育苗容器にすることができます。また、どんなに育苗容器を深くしても、シート状になっているので、苗を痛めることなく容器から取り出せることができ、かつ容器も何度も再利用できます。低コストに長根苗を作るためには、 APTONは欠かせない材料になります。これまで、同センター様では、ミャンマー、ケニア、ボツワナといった半乾燥地が広がる国で、このMスター長根苗を普及しており、同国政府関係者からも高い評価をいただいているとのことです。
↓ 公益財団法人 国際緑化推進センター様ご提供資料
なかなか植林が進まない半乾燥地ですが、長根苗という技術により植林が促進されれば、気候変動対策や生物多様性への貢献だけでなく、住民への薪炭材の供給や林産物販売による生計向上等、SDGsにも深く関連するような様々な効果が期待できます。
下の写真はケニアのウィリアム・ルト大統領が、植樹祭で、Mスターコンテナで育てられた長根苗を植えられている様子です。長く真っすぐに育った苗は、厳しい乾燥下でも元気に育ってくれそうです!(写真ご提供:国際緑化推進センター様より)
APTONの特性を最大限に引き出し、皆さまの生活をサステナブルで豊かさをもたらす商品となりますよう私たちはこれからも活動して参ります。
未来へ向けて進む私たちの歩みにはいつも、原点であるAPTONがいます。
「はじまりはAPTON」、そして、「これからもAPTON」を合言葉として環境への思いやりを胸に、APTONの可能性を信じて歩んで参ります。最後になりましたが、APTONを通じて現状の課題解決にお役に立てられれば幸いでございます。お気軽に下記APTONのページまたは当HPの「お問い合わせ」画面をおたずねくださいませ。
↓ APTON についてご紹介している当HPリンクです
https://www.shikoku-kakoh.com/product/apton/
地球にやさしいミニコラム
~手作りの雛あられ🎎~ 冬の寒さが落ち着き、気がつけばひな祭りの季節ですね。
もしかしたらお正月のお餅がまだ残っている方もいるのではないでしょうか。
ここで一つ、サステナビリティなご提案!お餅を使って、あられを作ってみませんか?
1cm程度に切って乾燥させたお餅を揚げるだけで簡単にできちゃいます。
お正月からひな祭りに、食品ロス削減でバトンタッチ!手作りひなあられで、お腹も心もほっこりする春をお過ごしください♪
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2024.01.31
- 右脳で考える高分子化学
Vol.07 高分子の機械的性質 (ゆっくり解説動画有)
右脳で考える「高分子化学」
高分子は加工しやすい、軽い、その割には高強度であることから、さまざまな成型品に使用されています。例えば自動車。エンジンカバーをはじめ自動車部品の多くは金属からプラスチックに置き換えられ、軽量化、省エネやコストカットにつながっています。機械的性質とは材料に外部から力を加えたときにどうなるかを示す特性です。大枠を高分子化学のゼミ学生とともに理解しましょう。
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2024.01.16
- 共押出多層フィルム製造現場
Vol.05 共押出の基礎 フィルムから袋へ(ゆっくり解説動画有)
密着24時!共押出多層フィルム製造現場
さて、第5回目、生まれも育ちも香川県東かがわ市の優しい現場リーダーが20年の経験を基に指導してくれます。今回は共押出多層フィルムのシールの重要性について、配属された新入社員と共に学んでいきましょう。
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2024.01.09
- 未来へのバトン
Vol.03 健康な職場づくり
未来へのバトン
こころもからだも健康な状態で働くことが出来ることは幸せなことであり、そのような職場は、組織の活力と生産性を高める基盤づくりに必要不可欠です。本コラムでは、「健康」をテーマとした従業員満足とパートナーシップを強化する具体的な取り組みを紹介します。
1. 健康診断の実施
従業員の健康を促進し、早期発見・対応を支援するために、四国化工では定期的な健康診断を実施しています。これにより、従業員は自身の健康状態を把握し、必要なケアを受けることができます。
また、健康診断の結果を基に予防プログラムや健康教育を提供することで、生活習慣病の予防にも寄与しています。さらには健康な働き手が組織の活力を支える基盤づくりの一環として、私たちは子宮頸がん検査の無償化プログラムを導入しました。
これにより、女性従業員は2年ごとに行われる検査の費用を組織が負担し、予防医療にも寄与することが期待されます。この取り組みは、女性の健康を尊重し、多様性を尊重する一環として位置づけられています。
同時に、健康な女性が働きやすい環境を提供することで、女性の職場進出やキャリアの成長を促進しています。2. インフルエンザ予防接種の無償化
感染症が生産性低下や従業員の健康への影響をもたらす可能性があります。
四国化工では、インフルエンザ予防接種を無償化し、従業員の健康維持を積極的にサポートしています。
訪問予防接種の提供により、従業員は効率的に接種を受けることができ、健康な状態で業務に取り組むことができます。3. ストレスチェックと産業医面談制度の活用
従業員の健康と幸福をサポートするために、ストレスチェックと産業医面談の制度を導入しています。
ストレスが原因で健康やパフォーマンスに悪影響が出ることを防ぐために、従業員は定期的にストレスチェックを受け、必要に応じて産業医との面談を行います。職場内の人事考課では、業務量に関するアンケートを通じてストレスの要因を把握し、従業員への適切なケアやアドバイスを提供しています。
また、定期的にストレスの要因となる業務量についてのアンケートを実施しており、第三者への相談窓口も設ける等といった活動を通じて従業員への必要なケアやアドバイスを提供しています。4. ノー残業デーの導入
働きすぎは従業員の健康を損なう要因となります。そこで、四国化工ではノー残業デーを導入し、定期的に残業をしない日を設けています。
これにより、従業員は仕事とプライベートのバランスを取りやすくなり、ストレスの軽減やメンタルヘルスの向上が期待できます。5. ラジオ体操の推進
職場での事故予防のための準備運動として、四国化工では始業前にラジオ体操を実施しています。
加えてラジオ体操の習慣づけは、適度な運動習慣を身につけるきかっけともなり、生活習慣病の予防や健康促進に寄与すると考えています。6. 熱中症対策
熱中症は労働者の健康に深刻な影響を与える可能性があります。
四国化工では、清涼飲料水の提供や空調服の導入、スポットクーラーの配置など、熱中症対策を徹底しています。
また、特に高温の環境で働く従業員には金型ジャケットの利用を奨励し、効果的な冷却をサポートしています。以上の健康促進施策を組み合わせることで、従業員が長く健康で働ける職場づくりにつながると考えています。 そしてそれは、組織の持続可能性を高め、社会に良い影響を与える一翼を担っています。
これこそが、四国化工が目指す未来につなげる健康職場のバトンです。
地球にやさしいミニコラム
~楽しく省エネ💡~ まだまだ寒さが続きますね。
湯たんぽ、着る毛布、コタツなど、いろいろな暖房グッズが活躍する季節です。
ここで一つ、サステナビリティなご提案!室内テントを立ててみませんか?
コンパクトな空間は小さな熱量で温まるので、暖房効率が上がり、省エネルギーに繋げられます。
非日常なワクワク感を楽しみながら、素晴らしい一年の門出にしましょう♪ -
2023.12.15
- 右脳で考える高分子化学
Vol.06 高分子の重合 (ゆっくり解説動画有)
右脳で考える「高分子化学」
これまでは高分子の性質について右脳で考えてきましたが、いったん高分子の作り方についてのストーリーを挿みます(高分子合成化学)。高分子(ポリマー)はモノマーと呼ばれる低分子が化学反応してつながることで作られます。どうやってつながっていくのか・・・。大枠を高分子化学のゼミ学生とともに理解しましょう。
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2023.11.30
- 共押出多層フィルム製造現場
Vol.04 共押出の基礎 添加剤の役割(ゆっくり解説動画有)
密着24時!共押出多層フィルム製造現場
さて、第4回目、生まれも育ちも香川県東かがわ市の優しい現場リーダーが20年の経験を基に指導してくれます。今回は前回登場した共押出多層フィルムによく使われる樹脂を補助する役割の添加剤について配属された新入社員と共に学んでいきましょう。
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2023.11.21
- 未来へのバトン
Vol.02 省エネ型モノづくり
未来へのバトン
プラスチックフィルムメーカーとして、私たち四国化工は未来へのバトンを受け継ぎ、エネルギー効率を最大限に引き上げる「省エネ型モノづくり」への取り組みを進めています。エネルギー消費の最適化は、環境への負荷を減少させるためだけでなく、次世代に受け継ぐ貴重な資産を築くための大きな一歩です。
1.こまめな節電・節水 私たち社員全員が心掛けていることは、事務所や工場での不要な電気のつけっぱなし、水の出しっぱなしをやめる等の身の回りですぐに出来るこまめな節電・節水です。
長時間使用しない電子機器をオフにしたり、つけっぱなしが多い部屋は感知センサーにしたり、手洗い時の水道をセンサー方式にして出しっぱなしを防止するなど、身近な方法で節電・節水に取り組んでいます。
また、事務所や工場で使用している空調設備においても可能な範囲での適切な温度設定や定期的なフィルター清掃等の省エネ活動を実施しています。
これらの活動は、小さい活動かもしれませんが、社員全員で取り組むことで、大きな力となります。2.LED照明への切り替え
四国化工では積極的に蛍光灯からLED照明への切り替えを行っており、自社工場としてはほぼ切り替えが完了しています。ご存知の通り、従来の蛍光灯やハロゲン照明と比較して、はるかにエネルギー効率が高く、寿命も長いため、電力消費の削減につながり、環境への負荷を軽減します。これにより、二酸化炭素排出量の削減に寄与し、サステナビリティの向上に寄与することが期待されます。さらに、長寿命のLED照明は、メンテナンスの頻度を大幅に削減し、保守コストも低減させる効果が期待できます。3.高効率な設備への切り替え
エネルギー効率の高い設備への切り替えは、省エネ型モノづくりの重要なステップであるため、計画的に切り替えをしています。
私たちの工場で最もエネルギー負荷が高い設備は押出機であり、押出機に使用するモーターを高効率モーターに変更することで、従来のものに比べて電力消費を削減するだけでなく、長期的に見てもメンテナンスコストを低減します。事例ご紹介:押出設備を既存モーターからEDモーター(Eco-Drive Motor)(※)に更新した場合、1台あたりの年間の消費電力量は約17%downとなり、当該押出モーター全体でのCO2排出量は約4tの削減が見込まれます。 ※EDモーター(Eco-Drive Motor)は、超高効率と小型化を実現し、経済的(Economical)で環境にやさしい(Ecological)モーターです。
これら施策によりエネルギーとコストの両面でサステナブル未来を描くことができます。
4. コンプレッサーエア漏れ点検の実施
コンプレッサーエアの漏れは、無駄なエネルギーの消費を招く要因の一つです。効果的なエネルギーの利用を促進するために長期休暇前のタイミングを利用してコンプレッサーエアの漏れ点検を実施しています。エア漏れを早期に発見・修復することで、無駄なエネルギー損失を未然に防ぐことができます。
5. 金型設備への保護カバーの導入
プラスチックフィルムの製造には金型設備が欠かせませんが、設備からの熱漏れはエネルギーの浪費を引き起こします。四国化工では、金型設備への保護カバー(保温断熱ジャケット)の導入を検討しており、この取り組みによって熱の逃げを防ぎ、エネルギーの無駄な損失を阻止し、生産効率を向上させながらエネルギー効率の維持が期待できます。同時に作業環境の改善(放熱による熱中症や火傷の防止)につながります。
保温断熱ジャケット(メーカー:日本ヒーター株式会社様)エネルギーの無駄を減らし、地球と次世代に優しいものづくりを実現することで、サステナビリティへの歩みが始まるのではないでしょうか。それこそが四国化工が未来に渡すバトンの一つです。
地球にやさしいミニコラム
~サステナブルなクリスマス🎄~ もうそろそろクリスマスシーズンですね。 クリスマスの計画を立てている人もいることでしょう。
ここで一つサステナビリティなご提案!
自然のモノや身の回りにあるモノを使って、クリスマスツリーを作ってみませんか?
環境にやさしくて、クリエイティブな楽しみも広がります。
特別でサステナブルな手作りクリスマスに心が温まりそうですね♪↑ 手作りのオーナメントに靴下を添えてみました ↑ 撮影した写真をクリスマスカードにアレンジ ! -
2023.11.02
- 右脳で考える高分子化学
Vol.05 高分子の極性(ゆっくり解説動画有)
右脳で考える「高分子化学」
紙袋はセルロースという天然の高分子でできていますが、水を入れるとボロボロになって水が漏れます。一方ポリ袋はポリエチレンという高分子ですが、水を入れても溶けて穴が開くことはありません。この性質の違いについて大枠を高分子化学のゼミ学生とともに理解しましょう。
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2023.10.17
- 共押出多層フィルム製造現場
Vol.03 共押出の基礎 樹脂の機能(ゆっくり解説動画有)
密着24時!共押出多層フィルム製造現場
さて、第3回目、生まれも育ちも香川県東かがわ市の優しい現場リーダーが20年の経験を基に指導してくれます。今回は共押出多層フィルムによく使われる樹脂について、配属された新入社員と共に学んでいきましょう。
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2023.10.05
- 未来へのバトン
Vol.01 太陽光発電
未来へのバトン
今も刻一刻と迫る地球の危機・・・。
サステナビリティ推進はやるかやらないかではなく我々地球人のMissionだとも言われています。
このコラムでは、未来に向けたサステナブルな社会を築くための四国化工の活動をご紹介します。
テーマとしてはクリーンエネルギー、サステナブルな製造プロセス、パートナーシップ、そしてプラスチックとサステナビリティの重要性を予定しています。このコラムにより、私たちのサステナビリティに関する意識を高め、行動に移すきっかけとなればと思います。
最後に、私たち四国化工のバトンがサステナブルな未来への道を明るく照らす光となることを願っています。 それでは私たちと一緒に学び、行動し、誰一人何一つ取り残さない未来を築いていきましょう!まずは2023年2月から稼働した四国化工の太陽光発電の取り組みをご紹介いたします。
■太陽光発電の効果
1:省エネ効果
太陽光発電は、太陽の無限のエネルギーを活用するため、化石燃料の消費を減らします。
四国化工では、太陽光発電によって工場で使用するエネルギーの約11% (西山第一工場)を賄っています。2:温室効果ガス削減
太陽光発電は、発電時、二酸化炭素を排出しないので、地球温暖化や気候変動への対策に貢献するサステナブルなエネルギー源です。四国化工では太陽光発電のおかげで、年間約350tのCO2を削減することが出来ています。↓ 発電効果をモニター画面でいつでも見える化! ↓
株式会社ラプラス・システム様ご提供画像
■太陽光発電の課題
1:資源
太陽光パネルの製造には、希少な資源や鉱物が必要なため、他の産業との取り合いが予想されます。また、希少資源をめぐって様々な国で紛争が起こっています。
サステナブルなエネルギーですが、資源利用についてはまだまだ課題が残っています。2:土地利用と環境影響
太陽光パネルを設置するためには広大な土地が必要なため、場合によっては、農地や生態系に影響を及ぼす可能性があります。
また、パネル製造時に発生する温室効果ガスへの指摘もあるため、環境保護とのバランスが課題です。四国化工では、工場の屋根に設置することで、空きスペースの有効活用が出来ており、先述の環境影響を少なくしています。3:エネルギー貯蔵
太陽光発電は太陽の光に依存している以上、天候によって発電量が変動します。
そのため、エネルギー貯蔵技術が不可欠です。現在の貯蔵技術は限られており、効率的な方法が求められていますが、蓄電池を設けることで災害時の電力確保にもつながります。4:廃棄物とリサイクル
太陽光パネルは耐久性がある一方、長期間使用した後の廃棄物処理が問題となっています。パネルのリサイクル技術の発展が進んでいますが、まだ課題が残っています。持続可能な循環型社会の中では、ますます廃棄物管理が求められていきます。5:エネルギーの均等な分配
太陽光発電が一部の地域や経済的に豊かな層に集中する可能性があります。エネルギーの均等な分配を確保するためには、社会的な課題にも向き合う必要があります。■ともに歩むサステナビリティへの道
太陽光発電のマイナス面は、サステナビリティに対する取り組みをさらに強化するためのチャンスです。技術の改善やイノベーション、環境配慮への戦略的な導入が鍵であり、それはただの「電力」ではなく、環境への思いやりとサステナブルな社会への願いが込められた「エネルギー」です。
そのエネルギーを最大限に活用するためにそのマイナス面にも配慮しつつ、私たちのような企業が積極的に採用することで、サステナビリティへの歩みが始まるのではないでしょうか。
それこそが四国化工が未来に渡すバトンの一つです。
地球にやさしいミニコラム
~ファッションの秋🍂~
ファッションの秋ですね。おニューな服を買いにいくことを考えている方も多いでしょう。
ここで一つ!サステナビリティなご提案!
おニューな服を買う代わりに、古着屋でのショッピングを検討してみませんか?
古着屋での買い物は、廃棄物削減に貢献すると同時に、個性的なアイテムを見つける楽しみも味わえます。 環境配慮とオシャレを両立させて、ファッションを楽しんでみてください♪
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2023.09.21
- 右脳で考える高分子化学
Vol.04 高分子のガラス転移点(Tg)(ゆっくり解説動画有)
右脳で考える「高分子化学」
低分子は、冷やすと固体、温めると液体になります。例えば水。0℃から100℃までは水の状態ですが、冷やしていくときっかり0℃でカチカチの氷になります(1気圧の場合)。高分子の場合はどうでしょうか?高分子のガラス転移について大枠を高分子化学のゼミ学生とともに理解しましょう。
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2023.09.05
- 共押出多層フィルム製造現場
Vol.02 共押出の基礎 冷却の違いでなにが変わる?(ゆっくり解説動画有)
密着24時!共押出多層フィルム製造現場
さて、第2回目、生まれも育ちも香川県東かがわ市の優しい現場リーダーが20年の経験を基に指導してくれます。今回は共押出多層フィルムの冷却方法について、配属された新入社員と共に学んでいきましょう。
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2023.08.02
- 右脳で考える高分子化学
Vol.03 高分子の接着(後編)-接着力-(ゆっくり解説動画有)
右脳で考える高分子化学
さて、高分子の「接着」について、前回は接着剤と被接着物のぬれ性の重要性について直感的に理解いただきましたが、今回は乾いて固まった後の接着力について大枠を高分子化学のゼミ学生とともに理解しましょう。
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2023.07.11
- 共押出多層フィルム製造現場
Vol.01 配属初日 押出成型とは (ゆっくり解説動画有)
密着24時!共押出多層フィルム製造現場
20世紀最大の発明品の1つ、「プラスチック」。このプラスチックについて「高分子化学」を切り口に理解するコラム、「右脳で考える高分子化学」をスタートさせて3ヵ月経ちました。プラスチックは、高分子化学の進歩だけではなくプラスチック成型技術の進歩がかけ合わさることで驚くべき発展を遂げました。この度成型技術の中で、弊社の基幹となる技術の「共押出多層フィルム成型」についても理解を深めたいという多くの声をいただき、新シリーズをスタートさせます。さて、第1回目、生まれも育ちも香川県東かがわ市の優しい現場リーダーが20年の経験を基に指導してくれます。共押出多層フィルムのイロハを、配属された新入社員と共に学んでいきましょう。
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2023.05.30
- 右脳で考える高分子化学
Vol.02 高分子の接着(前編)-ぬれ性-(ゆっくり解説動画有)
右脳で考える高分子化学
さて、シリーズ第2回目、高分子の「接着」について右脳を使って直感的に理解いただきます。モノが接着剤でくっつく理由、ポリエチレンは接着剤でくっつきにくい。接着とは何なのか。まずは液滴(接着剤)と固形物(被接着物)の境い目はどうなっているのかについて大枠を高分子化学のゼミ学生とともに理解しましょう。
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2023.05.01
- 右脳で考える高分子化学
Vol.01 高分子の熱伝導 (ゆっくり解説動画有)
右脳で考える高分子化学
さて、シリーズ第1回目、高分子の熱伝導について右脳を使って直感的に理解いただきます。鉄や銅などの金属はすぐ熱くなるのに、プラスチックは全くそうではない。この性質の違いはどこからくるのか大枠を高分子化学のゼミ学生とともに理解しましょう。
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2023.03.31
- 右脳で考える高分子化学
Vol.00 シュタウディンガー(ゆっくり解説動画有)
右脳で考える高分子化学
皆さまが一日過ごされて「プラスチック」を一切見ない日はないでしょう。
他の材料に比べて圧倒的に便利なプラスチック。軽い、絶縁性、機械的強度、そして成型しやすいなどそのユニークな性質は数え切れません。
プラスチックは「高分子化学」の進歩とともに発展しました。この度この「高分子化学」について、右脳を使って直感的に理解いただけるシリーズをスタートさせますのでぜひご活用ください。毎回のエピソードはより深い理解を求める方への取っ掛かりにもなります。高分子化学講座のゼミ学生とともに「高分子化学」の大枠をとらえましょう。
今回は初回、番外編です。高分子化学を理解する前に絶対に押さえておきたい人物をご紹介します。
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