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2024.11.08

  • 未来へのバトン

Vol.08 ワークライフバランスで彩りのある人生を!

未来へのバトン

1.はじめに

現代社会において、働き方改革やデジタル化の進展に伴い、ワークライフバランス(以下、WLB)の重要性が再認識されています。企業規模を問わず、社員の生産性向上やメンタルヘルス維持のため、WLBを実現することが課題となっています。しかし、WLBという言葉はよく聞くものの、その具体的な意味や効果について深く考える機会は少ないかもしれません。

2.WLBとは?

WLBとは、仕事(ワーク)と私生活(ライフ)をバランスよく両立させることを指します。仕事に全てを注ぐのではなく、家庭生活や趣味、自己成長の時間を確保することによって、総合的な満足感を高めることが目的です。 WLBを実現している企業は従業員の離職率が低く、企業の生産性も向上しているともいわれています。例えば、WLBを重視する企業では、社員のモチベーションが高まり、創造性や問題解決能力が向上する傾向があります。WLBは一部の大企業だけでなく、中小企業においても導入が進んでおり、社員一人ひとりのパフォーマンスを引き出すための鍵となっています。

3.四国化工での取り組み事例

四国化工においても下記の通り、様々な取り組みを行っています。

1)ノー残業デーの実施

2)計画年休の付与

3)ITツールの導入

4)時間外労働時間の管理(削減目標設定と全社的な対応策検討)

5)育児休暇や介護休暇等の休暇取得推進

6)永年勤続表彰(10年、20年、30年)

7)社内交流イベント開催(ソフトボール大会、忘年会補助、社員旅行等)

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取引先とのソフトボール大会での1枚

4.他社事例からみるワークライフバランスの取り組み

他社事例をみると、下記のように様々な取り組みをされています。 

・育児休業や介護休業、短時間勤務制度を利用する社員を「支える社員」に特別賞与

・ワークライフバランスの朝礼等ミーティングでの意識づけ

・カエル会議(「カエル」には仕事を振り返る、働き方を変える、人生を変える、早く帰る等があり、部門部署の垣根を越えて様々な人が参加し、働き方をよくするためにアイデアを出し合う会議です)

・業務効率化についてのコンテスト開催

・男女ともに育児との両立を支援するためのロールモデル社員を招いた座談会の実施

・女性活躍推進プロジェクト

・リフレッシュ制度、家族休暇

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5.四国化工が目指すもの

1)SDGsとの関連性

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WLBは、SDGs(持続可能な開発目標)の中でも特に目標8「働きがいも経済成長も」に関連しています。目標8は、すべての人に働きがいのある仕事を提供し、持続可能な経済成長を促進することを目指しています。WLBの向上は、働きがいを高め、労働生産性を維持しながら、健康的で持続可能な働き方を実現する重要な要素です。さらに、目標3「すべての人に健康と福祉を」とも関係があり、過剰な労働を避け、心身の健康を保つことも重要な視点です。WLBの改善は、これらの目標達成に貢献し、より持続可能な社会の実現に寄与します。

2)今後の取り組み

しかしながら、WLBの導入は中小企業にとって難しい課題かもしれません。特に、人員不足や資金的な制約が大きい企業では、「仕事優先にならざるを得ない」と考える経営者も少なくありません。                                                      しかし、逆に言えば、限られた資源の中で社員のパフォーマンスを最大限引き出すために、WLBを推進することは非常に有効と考えます。四国化工としてもWLB実現に向けての課題解決に向けて社員の声を聞きながら対応策を考え、実行してまいります。                                                 「こころもからだも健康に」という四国化工の安全衛生方針を土台として社員の満足度、ひいては幸福度を上げることを目指すことはサステナブルな社会に生きる企業として最も重要なことであると考えます。そして「頭」もリフレッシュさせることで生産性も向上し、企業としても成長していけると考えています。 

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6.おわりに

「働く」とは「傍(はた)を楽(らく)にする」と言われることもありますが、まずは自分自身が楽にならないと周りのことを見る余裕がなくなります。何が幸せかは人それぞれですが、それぞれが彩り豊かな人生(ライフ)を送れることこそ働く醍醐味ではないでしょうか。


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