2024.09.23
- 実践!フィルム編
片面プラダンと通常プラダンとの違いとは? (ゆっくり解説動画有)
APTON(片面プラダン)はポリエチレン素材のプラスチックダンボールで、日本国内唯一の製品です。
1)片面プラダンとは?
「プラダン」。紙ではなくプラスチックから作られるプラスチックダンボールの略称です。通常のプラダンは、ポリプロピレン(PP)から作られ、ライナーと中芯の中空構造をとることで、軽量で高強度なボードやシートとして機能します。プラダンケースは紙製のダンボール箱より強度や耐久性に優れるため、主に「通い箱」として使われています。
では「片面プラダン」をご存じでしょうか?通常のプラダンとは異なり、PPより柔らかいポリエチレン(PE)から作られ、片面にしかライナーがないプラダンです。このため「フレキシブルに曲げられる」プラスチックダンボールということが片面プラダンの最大の特徴で、通常のプラダンとは異なるユニークな機能を発揮します。
2)片面プラダンと通常プラダンの比較
※タンデムTダイ法
3)片面プラダン製品仕様
用途に合わせた設計が可能です。
4)片面プラダンの用途
■養生シートとして
軽量で緩衝性に優れたシートなので養生シートに最適です。くるくる丸めて持ち運び自由自在!
■シリンダー形状物の保護
「まもる君」の愛称で、電線ボビンやグラビア印版など、シリンダー形状物の保護材として使用されています。
■コンテナ苗の育苗ポット
中芯のコルゲート形状が着目され、コンテナ苗のポットとして使われています。コルゲートに沿って根が伸びるためルーピング現象を防ぎます。また通常のコンテナ苗はサイズが固定されるのに対して、APTONを使ったコンテナ苗(Mスターコンテナ)は自由なサイズの苗が作れます。コンテナから苗を取り出すときもシートをむくだけなので苗にダメージを与えません。
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