2026.04.09
- 未来へのバトン
Vol.14 成分調査の回答を迅速・正確に。Sotas×AIが実現する「待たせない」化学物質管理の標準化
未来へのバトン
1.はじめに:ルール順守の"芯"とは何か
私たち四国化工は、「新たな時代に必要とされる価値をステークホルダーと共創し、社会の持続的成長に貢献する」という方針を掲げています。森六グループの一員として環境負荷低減や地域貢献を目指す中で、そのすべての土台となるのが「コンプライアンス(法令遵守)」です。
コンプライアンス(法令遵守)は、単なる義務ではありません。
それは、事業継続と企業価値を支える基盤です。
しかし現場では、「守ること」自体が目的化しがちです。
本質は、「なぜ守るのかを理解し、行動として定着させること」にあります。
その実現には、人財育成と仕組みの両輪が不可欠です。今回は、当社の「人」と「デジタル」を掛け合わせた最新の取り組みをご紹介します。
下記は、「機能する環境・法規制管理」のイメージです。

2.成果を生む原理:人の理解を"行動"へ
当社では、コンプライアンスを次のように捉えています。
能力・力量(知識と理解) × 行動(実践) = 成果(安全・安心・信頼)
知識や理解だけでは成果にはつながりません。
現場での行動に転換されて初めて、安全・安心・信頼が生まれます。
そのため、教育・周知では以下を重視しています。
- 方針の理解(背景・意図まで浸透)
- 自身の行動と環境影響の関係理解
- 法規制・要求事項の明確化
- 禁止事項と推奨行動の具体化
- 実務への落とし込み(行動変容)
"知っている"から"できる"へ。
判断できる人財の育成が土台です。

3.実効性を担保する仕組み①
環境法令遵守のしくみづくり(kintone活用)
※kintone(キントーン)はサイボウズ株式会社が提供する業務改善プラットフォームです。

意識だけでは、継続的かつ網羅的な遵守は実現できません。
当社では、kintoneを活用した全社管理により、抜け漏れのない運用を実現すべく仕組みの改良を行いました。
- ISO事務局が最新法規制を収集(毎年1月)
- 各拠点責任者が遵守状況を確認
- kintone上で完了報告し、全社で可視化
これにより、
"確認したつもり"を排除し、証跡を伴う確実な管理を実現しています。
さらに、CSR調達ガイドラインを通じてサプライヤーとも連携し、
サプライチェーン全体でのコンプライアンス強化を推進しています。
4.実効性を担保する仕組み②
化学物質管理のDX:「Sotas」×AI
化学物質管理は属人化しやすく、リスクの高い領域です。
当社ではSotas株式会社様の「Sotas化学調査」を使用したDX推進活動により、この構造的課題を解消しています。
- 成分情報(通称、命の台帳)の一元管理
- 調査業務の標準化
- 工数削減すべく推進中(約半減させるよう仕組みを改訂中)
さらに、
- 約30万物質・8カ国の法規制をリアルタイム監視による事前対応【Sotas化学調査システム/アラート機能】
- 顧客ガイドライン読解・過去データ照合に生成AIを活用し、省力化・属人化・抜け漏れ防止による顧客要求事項遵守
することで、
「精度とスピードを両立した"AIハイブリッド運用"」を確立し、ヒューマンエラーの抑制と判断品質の均質化の実現を目指します。
下記、Sotas様のホームページに当社情報が掲載されています。
5.未来への展望:法令遵守の先にある「守り」と「創出」
私たちが法令を遵守し、厳格な管理を行う真の目的は、「周囲の安全安心を守ること」にあります。 それは巡り巡って「企業を守り、価値を高める」ことになり、最終的には「社員一人ひとりの生活と誇りを守る」ことへと繋がります。
この盤石な管理基盤があるからこそ、当社は自信を持って以下のような持続可能な社会への挑戦としての" ものづくり "を続けていくことができます。
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薄膜高強度フィルムによるCO2排出量削減
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鮮度保持技術によるフードロス削減
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バイオマス材料を活用した環境配慮型製品の開発
この活動の積み重ねこそ、
「安心して任せていだける企業」への道筋ではないでしょうか。
6.おわりに:企業価値を決めるもの
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コンプライアンスの質は、
この掛け合わせで決まります。 |
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環境管理・法規制管理は、決して裏方の仕事ではありません。 お客様へ「安心」を先回りしてご提案できる、企業価値の要となる「花形の仕事」とも言えるのではないでしょうか。 四国化工はこれからも、人財育成とデジタル技術を融合させ、ステークホルダーの皆様に信頼されるものづくりを推進してまいります。 |
※本コラムに掲載しているイラストの一部はAIを用いて作成しています。
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地球にやさしいミニコラム春から夏へ、食で整える「サステナブルな体」 |
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